ヨガとピラティスって似ていますが、実は全く違うものなんです。
似た動きも多いし、どっちも一緒でしょ?って思ってる人も多いんじゃないかと思います。
しかし、ヨガとピラティスは目的が異なるので、主な効果が全く異なります。
- ヨガ:精神面での効果が高い
- ピラティス:身体面での効果が高い
効果だけを見ても、このような違いがあります。
公開外にも、ヨガとピラティスの違う点はたくさんあるんですよ。
じゃあ、どっちを選んだらいいのって悩みますよね。
そこで、ヨガとピラティスは目的によってどちらがおすすめかも調べてみました。
ヨガとピラティスの違いをそれぞれ比較!
ヨガとピラティスってとても動きとか似てますよね。
じゃあ、ヨガとピラティスって何が違うの?って疑問に思いませんか?
似てるように思われるヨガとピラティスですが、実は全く違うものなんです。
ヨガは精神面での効果が高いですが、ピラティスは身体面での効果が高くなります。
呼吸法や動き方も、ヨガとピラティスでは全く異なるので、まとめてみました。
由来の違い
まず、ヨガとピラティスでは出来た由来が違います。
- ヨガ…古代インドで仏教などの修行法から発展
- ピラティス…怪我を負った人のリハビリ目的
ヨガは最近ではエクササイズを目的とした種類も人気ですが、元々古代インドで仏教などの修行法から発展しました。
苦しみから救われるための方法、悟りに至るまでの手段として瞑想が生まれました。
そして、ヨガのポーズ「アーサナ」は瞑想のための座り方を意味しています。
さらに瞑想を補助するために、その他の様々なポーズが出来たと言われています。
それに対してピラティスは、第一次世界大戦で負傷兵が寝たままでもリハビリが出来ないかと開発されました。
その後ピラティスがアメリカに渡り、ニューヨークのダンサーに受け入れられたことで、現在の形になりました。
ヨガとピラティスは、出来た時代も場所も全く異なるということですね。
目的の違い
ヨガとピラティスは、由来が違うのはもちろん、目的も異なります。
- ヨガ…心身が調和し、安定した状態を作る
- ピラティス…体に負担をかけずに、体幹を強化させる
ヨガは、仏教の修行が元になってるということもあり、心身の調和や安定した状態を作ることを目的としています。
心身ともに安定して、リラックスした状態を作ることが目的となっているので、気持ちを落ち着かせたい人にはぴったりです。
反対にピラティスは、リハビリ用として開発されたので、体幹や全身の筋肉を鍛えることが目的となります。
背骨や骨盤など骨格の歪みを整え、バランスの取れた身体が作られるので、ダンサーやスポーツ選手がピラティスをトレーニングに取り入れることも多いそうです。
さらに、歪みを整えてバランスのいい身体を作るので、怪我がしにくくなります。
ヨガは精神面での効果が、ピラティスは身体面での効果がメインとなります。
呼吸法の違い
今まで由来や目的の違いについて紹介しましたが、ヨガとピラティスは呼吸法も全く異なります。
- ヨガ…腹式呼吸
- ピラティス…胸式ラテラル呼吸
ヨガは腹式呼吸が基本です。
お腹が小さくなるまで鼻から息をすべて吐ききり、鼻から息を吸ってお腹をふくらませます。
お腹を使って呼吸する方法で、副交感神経が活性化するため、リラックスに繋がります。
ピラティスの場合は、胸式ラテラル呼吸が基本です。
鼻から息を吸って横隔膜が下がり、肋骨をすべての方向に広げるように、胸全体に酸素を行き渡らせます。
胸の中にボールがあるようなイメージで、と例えられます。
吐くときは口から吐いて、おへそを背骨に近づけるように腹筋の力を使いながら、すべての息を吐ききります。
胸式ラテラル呼吸は、交感神経を活発にする力があるので、身体がスッキリ目覚めるのが特徴です。
息を吸って吐くだけでも、ヨガとピラティスでは全然違うことが分かります。
動き方の違い
ヨガとピラティスでは呼吸法だけでなく、動きも違います。
- ヨガ…呼吸に合わせてポーズを維持する
- ピラティス…流れるように動き続ける
ヨガの動きは、呼吸をしながらポーズをキープするのが特徴です。
腹式呼吸を意識して行うことで、副交感神経が活性化し、心身の安定やリラックスに繋がるわけですね。
由来が瞑想ということもあり、あまり動かずポーズを維持して、瞑想状態に導くようになっています。
反対にピラティスは、なめらかに流れるように動き続けるのが特徴です。
表面の筋肉ではなく、インナーマッスルに力を入れて、動きが固くならないようになめらかに動くのを目指します。
背骨や骨盤などが正しい位置にあるか気をつけながら動くので、ヨガとは意識を向ける場所も異なりますね。
心身を安定した状態にしたい人はヨガがおすすめ
ヨガは古代インドの修行法から発展してきたという背景もあり、とても心身を安らかにする効果が高いです。
腹式呼吸で副交感神経を活性化させ、自律神経が整えられるので、リラックスするわけです。
また、安定したポーズを取って体と心のバランスを整えることで、精神的にリラックスした状態にもなるんですよ。
仕事や人間関係でストレスを抱えていたり、新しい環境に変わったばかりなど、精神的にストレスを感じてる方は、ヨガでリラックスするといいですね。
もちろんポーズを保つためにインナーマッスルが鍛えられる効果はありますが、ストレスを和らげる効果のほうが感じやすいでしょう。
また、ヨガは動きがゆっくりな種類も多く、激しい運動が苦手な人にもおすすめです。
インナーマッスルを鍛えたり体を整えたい人はピラティスがおすすめ
逆にピラティスは、インナーマッスルを鍛えたり、身体の歪みを整えたいと考えてる人におすすめです。
ピラティスは最初は負傷した人のリハビリ目的で作られたので、身体面に大きな効果が期待できます。
身体に大きな負担をかけることなく、インナーマッスルを鍛えたり、身体のゆがみや偏りなど姿勢の矯正ができます。
ニューヨークでは、他のスポーツやダンスを極めるための下地として、ピラティスを行う人も多いので、日常的に体を動かす人にもおすすめです。
ピラティスは体を整えるのが主な目的となっているので、ヨガに比べて体の変化が現れやすいです。
シェイプアップが目的の場合は、ピラティスのほうがより合ってるでしょう。
まとめ
ヨガとピラティスの違いについて調べました。
- ヨガは瞑想が元で、精神面の効果が高い
- ピラティスは怪我をした人のリハビリが元で、インナーマッスルなど肉体面での効果が高い
- 目的によってどちらを選んだらいいか異なる
ヨガとピラティスは似ているように見えて、実は全く違います。
作られたきっかけが違うので、現れやすい効果も異なります。
どんな効果が欲しいのか、目的に合わせてヨガとピラティスを選ぶのがおすすめです。
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